
信じ切る力 生き方で運をコントロールする50の心がけ
栗山英樹
講談社 / 2024-03-21
この本について
結果が出ない時期って、どうしても「何も進んでいない気がする」って焦りますよね。仕事でも勉強でも、人間関係でも、頑張ってるのに報われてないような感覚がじわっと残る。僕もそこで立ち止まってしまうタイプなんですが、この本を読んで、視点が少しだけ前に向きました。 栗山監督の言葉は、「結果を求める」の手前にある“生き方としての積み重ね”に光を当ててくれます。たとえば、結果が出ないことを嘆くよりも、その時間が未来のどこかで意味を持つかもしれないという発想。これは慰めではなく、監督自身が長い歳月で実感してきた現実的な視点なんですよね。そして、人を信じることの難しさと、それが相手を変えていく力になるという話。信じてもらう側にも姿勢が求められる、というバランス感覚も腑に落ちました。 もうひとつ刺さったのは、「恥に耐えられることが成熟になる」というくだり。自分の弱さや情けなさを隠すより、ちゃんと向き合った人のほうが最後に強くなるという感覚は、仕事でも人間関係でも思い当たる場面が多いはずです。日常の中でできる小さな行動、たとえば挨拶や笑顔の積み重ねを軽く見ないこと。それが自分の軸をつくる、と丁寧に語られていました。 「自分の努力や人との関わり方に、少しでも答えの形がほしい」という人には静かに刺さる本だと思います。肩肘張らずに読めるのに、不思議と後から効いてくる内容でした。
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