
スタートアップ協業を成功させるBMW発の新手法 ベンチャークライアント
木村 将之、グレゴール・ギミー
日経BP / 2024-05-24
この本について
スタートアップと協業したいのに、社内は腰が重いし、どこから手をつければいいのかも曖昧。そんなモヤモヤを抱えたまま「とりあえず打ち合わせだけ増えていく」状況、僕も経験があります。結局、課題の粒度がバラバラだったり、事業部が本気で欲しいものとオープンイノベーション側の動きがズレていたりするんですよね。 この本がよかったのは、その整理の仕方を現場感のある形で示してくれるところです。特に、課題主導でテーマを決め、事業部が抱える課題をどこまで開示するのかを事前に決めておく、という基本だけど抜けがちな部分がすごく実践的でした。さらに、最初はオペレーション改善のように効果を見積もりやすい領域から始めるという考え方も、現実的で動きやすい。スタートアップ側が「顧客を選ぶ」という視点が入っているのもありがたくて、こちらが優秀な顧客になるには何を整えるべきかが腹落ちします。 全体として、協業を“プロセス設計”として捉え直せる内容でした。戦略的な利益をどう測るか、組織をどう巻き込むか、実行フェーズのどこでつまずきやすいかまで丁寧に扱ってくれるので、無理に気合で突破しなくてよくなる。 スタートアップ協業が「気持ちはあるのに前に進まない」と感じている人に刺さる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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