ダークパターン 人を欺くデザインの手口と対策

ダークパターン 人を欺くデザインの手口と対策

ハリー・ブリヌル, 長谷川 敦士(監修), and 髙瀨 みどり

ビー・エヌ・エヌ / 2024-05

累計読者数5
平均ハイライト数 16.4件/人
star総合評価 53/100
start序盤集中型

この本について

気づけば、アプリやサービスの「なんか使いにくいんだよな…」の正体を深掘りしないまま、日々を流してしまいがちです。自分が単に注意力がないだけなのか、それともどこかで仕掛けられているのか。モヤモヤするのに、言語化できない。僕自身、仕事でUIに触れるたびに同じような不安を抱えていました。 『ダークパターン』は、その「言語化できない違和感」の正体を静かに照らしてくれました。印象的だったのは、デザインが単なる装飾ではなく、行動を誘導する“説得”であるという視点です。A/Bテストもコンバージョン率も、良し悪しを判断してくれるわけではなく、ただ数値が動く方向を示すだけ。だからこそ、プレッシャーの中で判断が雑になると、利用者の自律性を奪う設計に転がってしまう。空港の動線や、読みにくい小さな文字、複雑な規約…あれらが「偶然」ではなかったと知った瞬間、世界の見え方が変わりました。 この本が教えてくれるのは、加害者にも被害者にもなりうる構造そのものです。相手の理解力や注意力の限界につけ込む仕組みがどれだけ自然に私たちの周りに溶け込んでいるか。それを知っておくだけで、自分が作る側のときは踏みとどまりやすくなるし、使う側のときは距離感を保ちやすくなります。 「なんとなく騙されている気がするけど、何が起きているのかわからない」と感じている人に刺さる本です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

日常に潜む、人を欺くためのデザイン。 「いつまで経っても終わらない退会手続き」「すでにチェックされているチェックボックス」......誰しもが経験したことがある苛立ちは、わざとデザインされていた。 「ダークパターン(ディセプティブパターン)」の名付け親であるハリー・ブリヌル氏が、欧米のさまざまな事例を紐解きながらその全貌と、国を挙げての規制強化、今後の展望を解説するデジタル時代のクリーンなユーザー体験への手引きとなる一冊です。 日本語版解説には長谷川敦士氏(株式会社コンセント代表/武蔵野美術大学造形構想学部教授)、水野祐氏(弁護士/シティライツ法律事務所)。それぞれ「デザイン」と「法律」の視点から日本のダークパターンの現状について解説します。
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