
瞑想メソッドで始めるメンタル強化法 もう“左脳”に振り回されない (大和出版)
枡田 智
PHP研究所 / 2024-06-11
この本について
やることがない時間が落ち着かなくて、ついスマホで埋めてしまう。気づけば一日中、頭の中の「考え続ける装置」が止まらない。僕もずっとそのタイプで、休みの日ほど逆に疲れることがありました。この本は、その“空白の時間に耐えられない感じ”にやさしく切り込んでくる一冊でした。 印象的だったのは、退屈さから逃げずに「今ココの感覚」に意識を置くという、すごく地味だけど効くアプローチです。景色を見た時に、体の内側で何が起きているかを観察してみるとか、欲求が湧いた瞬間にそれが体のどこに現れているのかを確かめてみるとか。行動の前に“体内の反応”をひと呼吸置いて見るだけで、余計な衝動に振り回されにくくなる感覚が少しわかりました。 もう一つおもしろかったのは、左脳を黙らせるという発想です。情報を入れない時間をあえてつくり、思考が退屈してくるのをそのまま許す。すると、外の世界の音や風が自然と入ってくるようになり、ガードがゆるんでいく。著者は自然の中で数時間続ける実践を紹介していますが、僕は散歩の5分だけでも「あ、たしかに少し静かになるな」と感じました。 日常のざわざわから距離を取りたいけれど、いきなり瞑想と言われると身構えてしまう人にちょうどいい本です。思考を止めるのではなく、“感覚の流れに明け渡す”というゆるい姿勢が、無理のない入口になってくれます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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