
これ以外のなにかはない: 悟りというのがなんなのかはわかりませんが(非二元・ノンデュアリティという探究)
ウェルカムレイン サヤカ
この本について
忙しくもないのに落ち着かなくて、なんとなくスマホを開いたり、予定を詰め込んだりしてしまう時期ってありますよね。なにかしていないと不安で、でも何をしたらいいかもよく分からない。そんなふうに「空白の時間」をうまく扱えずにモヤモヤしている人は、多いんじゃないかと思います。僕自身もそうで、手を止めると急にいろんな感情がのぼってきて、向き合い方が分からずにまた忙しさでフタをしていました。 この本が静かに効いてくるのは、その「空白」や「よくわからなさ」に無理に意味づけしなくていい、と教えてくれるところです。著者は、感情や思考が出てきても必ずしも処理しなくていいし、関わり合いたくないなら放っておいても自然に消えていく、とても現実的な視点をくれます。また、「なにもしない」がよく分からない人は、座禅やマインドフルネスのように“なにもしないをする”方法を使ってもいいという柔らかい提案もあって、がんばらなくても試せるのが助かります。さらに、空白を避けたくなるのは、じつは第一次感情に気づきやすいからで、それを恐れて埋めようとしていただけかもしれない、という気づきも刺さりました。 日常の中で立ち止まるのが苦手な人、落ち着かなさの正体が分からないまま走り続けてしまう人には、とくに静かに届く一冊だと思います。無理に悟ろうとしなくてもよくて、ただ「わからないままくつろぐ」という選択肢が増えるだけで、だいぶ呼吸がしやすくなるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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