
バタ足ノンデュアリティ: ノンデュアリティって、徹底、日常生活のことなんですよ!
金森 将
この本について
最近、頭の中がずっとざわついているときがあります。原因を探してみたり、「もっと落ち着かなきゃ」と自分に言い聞かせたり。でも結局、考えれば考えるほど不安は形を変えて戻ってきて、「じゃあどうしたらいいんだろう…」みたいなところで止まってしまうんですよね。 この本が面白いのは、「そのざわつきをどうにかしようとする姿勢そのものがしんどさを生む」という視点をくれるところです。不安は放っておけば勝手に消えるとか、見えるものや聞こえる音は、そもそも自分より先に起きている出来事なんだとか。言葉にするとすごく当たり前なんですが、日常で立ち止まってみると「あ、ほんとにそうだな」と腑に落ちる瞬間があるんです。やろうと力む必要がなくて、ただ今起きていることに触れるだけでいい、という軽さもありがたいところでした。 特に、相手の行動も自分の思考も「役割を果たしているだけ」と見る感覚は、対人関係で余計な摩擦を減らしてくれます。雨を嫌わない、音を敵視しない、思考さえ敵にしない。そうやって一つひとつをそのまま受け取っていくと、目的に追われて生きる感じから少しだけ距離が取れて、今ここがちゃんとあるんだとわかってくる。大げさな悟りというより、「ああ、そうなのね」という気付きが積み重なる一冊です。 完璧じゃなくていいから、頭の制御をちょっと休ませたい人に向いています。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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