スキーマを知る: 心理学からわかる、頭の中の情報構造

スキーマを知る: 心理学からわかる、頭の中の情報構造

夏目友吾

累計読者数2
平均ハイライト数 3.5件/人
star総合評価 29/100
start序盤集中型

この本について

最近、同じ状況なのに毎回つまずくポイントが似ている気がして、「これって自分の考え方のクセなんじゃないか」と立ち止まることが増えました。相手の言葉の受け取り方や、初対面の人への苦手意識など、理由が分からないまま積み重なるモヤモヤってありますよね。 この本は、その正体を“スキーマ”という目に見えない思考の枠組みとして扱っています。記憶や判断がその都度ゼロから行われているわけじゃなく、過去の経験をもとに毎回「再構成」されているという視点は、日常の引っかかりを説明してくれる感じがありました。特に、人や役割や出来事ごとに別々のスキーマが働いているという話は、なぜ場面ごとに反応が変わるのかを納得させてくれます。 さらに、ピアジェの“同化”と“調整”の話に触れながら、スキーマは固まった思考パターンではなく、経験によって少しずつ更新されるものだと示してくれるので、「直す」というより「扱い方を理解する」感覚に近いです。自分の自動反応の根っこを、無理なくゆっくり見直したい人に向いています。 自分の考え方が“性格”の一語で片付けられない気がしている人に刺さる本です。

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