
やわらかい頭の作り方 ――身の回りの見えない構造を解明する (ちくま文庫)
細谷功 and ヨシタケシンスケ
この本について
日々、人の言動にひっかかったり、仕事で判断を誤った気がしたり、自分の考え方のクセに気づけずモヤモヤすることがあります。相手の話をつい一般化して受け取ってしまったり、逆に「これは自分には当てはまらない」と切り離してしまったり。頭を柔らかくしたいと思っても、具体的にどうすればいいのかは案外わからないままです。 この本は、その「わからない」の正体をひとつずつ言語化してくれます。例えば、自分の理解を超えるものを見たときに、そこには必ず“まだ気づけていない領域”があるという視点。これを知っているだけで失敗に対する反応が変わります。また、相手を「唯一の特殊な存在」としてまず受け止め、そのうえで一般化するという順番を教えてくれるのも大きいです。コミュニケーションのつまずきが何で起きているのかが、急に見えてきます。 さらに印象的だったのは、「線」は絶対ではなく道具にすぎない、という考え方です。いま守っている前提そのものがズレているかもしれない、と一度立ち止まれるかどうかで、仕事の判断も人間関係もだいぶ変わります。抽象と具体を往復させながら、自分の状況に当てはめて考える練習にもなります。 自分の思考の癖に気づきたい人、同じパターンで悩み続けている人に刺さる本です。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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