
ファイナンスをめぐる冒険――組織のパーパスに適した資金調達はどうすればできるのか
オーニー・パットン・パワー, Zebras and Company, and 月谷真紀
英治出版 / 2024-12-04
この本について
資金調達の話になると、「結局ベンチャーキャピタル向きの会社じゃないと門前払いなんだよな…」と感じる場面が多くないでしょうか。僕も、自分の事業や働いている組織のパーパスを大事にしたいのに、選べる手段が極端に限られている感じにずっとモヤモヤしていました。 この本は、その行き場のない感覚を少しほどいてくれました。たとえば、指数関数的成長を前提にした出資が“そもそも合う企業のほうが少ない”という当たり前だけど見落としがちな前提を示しつつ、収益やキャッシュフローに合わせた返済設計、トレードファイナンスや仕入割引のような地に足のついた選択肢まで、現実的な幅の広さを教えてくれます。ゼブラ企業のように社会性と収益性の両方を見据えた組織にとって、どの資金調達が無理なく回るのかを具体的に描いてくれるのがありがたいところです。 特に、融資のコストをどう捉えるか、将来の調達にどんな影響が出るか、といった“実務上のつまずきやすい点”への視点が丁寧で、自分の状況に置き換えやすいです。パーパス重視の事業を進めているのに、従来型の出資モデルに違和感がある人には静かに刺さると思います。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
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