
産む気もないのに生理かよ!
月岡ツキ
飛鳥新社 / 2024-12-05
この本について
子どもを持つかどうかって、人生でいちばん個人的な話のはずなのに、なぜか他人の「常識」や「正しさ」が静かに入り込んでくることがありますよね。自由と言われてもどこか引っかかるとか、羨ましいと思われてる気がするとか、逆に自分の我慢を言えないまま抱え込んでしまうとか。私自身、誰にも説明しなくていいはずの選択なのに、どこかで正解を探そうとしてしまう瞬間がよくあります。 『産む気もないのに生理かよ!』は、その絡まった気持ちに丁寧に手を伸ばしてくれる本でした。たとえば、「子どもを持つと人として成長する」という空気への違和感を、単に批判するのではなく、なぜそう見なされがちなのかを落ち着いてほどいてくれるところ。あるいは、「子どもが欲しい気持ち」と「産まない理由」が必ずしも天秤に乗らないという話に触れたとき、自分と他人が違うことをそのまま受け止めていいんだなと少し肩の力が抜けました。さらに、世界をどこまで信じ切れるかという視点は、自分がなぜ迷うのかを言葉にしてもらえたようで静かに刺さります。 子育てを否定するわけでも、産まない選択を持ち上げるわけでもなく、「どちらもただ人の人生」として並べて見せてくれるのが、この本のいちばん好きなところです。どちらかを選ぶ前に、自分の感じている違和感をちゃんと見たい人に届くと思います。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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