
意識はどこからやってくるのか (ハヤカワ新書)
信原 幸弘 渡辺 正峰
早川書房 / 2025-02-19
この本について
仕事で判断に迷ったときや、自分の感情の正体がつかめないとき、「結局、意識って何なんだろう」とふと思うことがあります。議論を読んでも霧が晴れず、スローガン的な説明にも腹落ちしないまま、なんとなく宙ぶらりんになるあの感じです。 この本が面白いのは、意識を“神秘”として扱うのではなく、脳の活動や環境との相互作用といった、かなり具体的な世界に引き戻してくれるところです。「水槽の中の脳には意識がない」といった話も、読んでみると突飛というより、意識を“身体のある存在”として考えるための現実的な視点に近い。さらに、需要は作られるものだという話や、自然則を導入するという割り切りなど、日常の判断にも意外とつながる視点が多いんですよね。 読んでいて一番刺さったのは、意識そのものには機能がなく、脳のモデルが動くことで自然に湧いてくるという考え方です。これを知ってから、感情の揺れを「操作すべき対象」ではなく、「脳の活動に付随して立ち現れるもの」として少し距離を置いて扱えるようになりました。マインドアップローディングの議論や、制約があってこそ意味が生まれるという話も、自分の生き方を見直すきっかけになります。 自分の「感じている世界」の正体をいったん立ち止まって考えたい人に、静かに効いてくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの39%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




