
コンサルが1年目に叩き込まれる 問題解決思考問題
白木 湊
東洋経済新報社 / 2025-07-23
この本について
仕事で課題を整理するとき、「とりあえず仮説を置け」と言われつつ、実際には何から手をつけていいか分からないまま時間だけが過ぎていくことってありませんか。仮説思考のはずなのに、現状把握にどれくらい時間を使えばいいのか迷ったり、要因の洗い出しで手が止まったりして、結局いつもの視点から抜け出せない…自分もずっとそんな感じでした。 この本が効くのは、「仮説思考の誤解」をほぐしてくれるところです。現状把握はサボるものではなく、むしろ仮説の質を上げて全体の時間を減らすために必要な工程だと具体的に示してくれます。しかも、ただ調査方法を覚えるのではなく、要因を広く想像するための“思考の筋力”が必要だという点も丁寧に書かれていて、調べものの前に考えるべき順番が整理されます。さらに、比較対象を意識的に設定することで視点が広がる、という地味だけど効くコツも多く、読みながら「あのときの自分はここで詰まっていたのか」と腑に落ちました。 特に、分からない分野を扱うときこそ現状把握に時間をかけるべき、という話は、実務で迷いがちな人ほど救われると思います。仮説を立てる前の「イメージを具体化する作業」をこんなに丁寧に言語化してくれる本はあまりありません。 自分の思考が浅いまま走り出してしまう癖がある人、あるいは仮説思考にうまく乗れずに悩んでいる人には特に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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