
日中外交秘録 垂秀夫駐中国大使の闘い (文春e-book)
垂 秀夫
文藝春秋 / 2025-06-11
この本について
中国や台湾まわりのニュースを見るたびに、「本当のところ、何が起きているのか」がよく分からずモヤッとすることがあります。経済の話と安全保障の話がごちゃまぜになったり、専門家の意見も分かれていたりして、結局どう考えればいいのか整理しきれないまま時間だけ過ぎていく感じです。僕自身、同じようにもやもやしてきました。 この本が助けになるのは、著者が“現場で考えざるを得なかった軸”をそのまま共有してくれているところです。たとえば「後世の検証に耐えるか」を判断基準に外交の意思決定をしてきた話は、自分の仕事の向き合い方にも通じますし、中国を見るときに何を優先して観察すべきかが一気にクリアになります。また、香港や台湾をどう見るかについても、数字や制度の変化を具体的に拾いながら語られるので、表面的な報道とは違う“地に足のついた理解”に近づける感覚がありました。さらに、習近平体制の変化を「国家の安全へのシフト」や「一党支配から一人支配へ」といった具体の構造で説明してくれるため、日中関係をどう受け止めればいいかの地図が手元にできるような読み心地です。 国際情勢に振り回されるのではなく、自分なりの視点を持ちたい人には特に刺さると思います。
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ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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