
精神科医が教える 休みベタさんの休み方
尾林 誉史
すばる舎 / 2025-08-27
この本について
なんとなく疲れているのに、具体的にどこが悪いのか分からないまま走り続けてしまうことってありませんか。仕事は回っているし、周りにも迷惑かけたくない。だから自分のしんどさは後回しにする。でも気づくと、理由の分からない体調不良や、会社に向かう足取りの重さだけが残っている。僕自身、こういう状態にハマりやすいタイプなので、抜粋の中の「気づいた時には自律神経が限界」という話がかなり刺さりました。 この本がいいなと思ったのは、単に「休みましょう」と言うだけじゃなく、なぜ休めないのかを具体的にほどいてくれるところです。たとえば、リモート中心で身体のサインに鈍くなっている感覚や、「頑張ることで迷惑をかけまいとしている」人が陥るスパイラルの仕組み。さらに、しんどさにも“成長痛”として乗り越えられるものと、そうじゃないものがあるという線引きが示されていて、自分の状態を客観的に見やすくなるのが助かります。 そして、具合の悪さに理由が見つからない時、実は自律神経が乱れているケースが結構ある、という話も個人的には救われました。原因が分からない不調って、それだけで不安が増幅するので。 「気づいたら無理しすぎているのに、それを自分で認識できない」という人には特に刺さると思います。休むのが苦手なのは意思の弱さじゃなく、構造の問題として説明されるので、読んでいて自分を責めずに済むのもいいところ。休むことが目的というより、倒れる前に自分の“今”を知るための手引きに近い本でした。
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