
リーダーのためのストーリーテリング入門 90秒で人の心を動かす「語り」のマネジメントスキル
広江 朋紀
翔泳社 / 2025-10-06
この本について
仕事で誰かを動かさないといけないのに、説明すればするほど相手の表情が曇っていく。そんな経験、けっこうありませんか。自分でも「言ってることは正しいはずなのに、なぜ伝わらないんだろう」とモヤモヤしてしまうやつです。僕も同じで、行動計画をどれだけ丁寧に示しても、人が腹の底から動き出す瞬間には別の何かがあるんだろうな…とずっと感じていました。 この本が効いたのは、ロジックでは届かない“あいだ”の部分を扱ってくれるところでした。たとえば、未来の姿と今のリアルをセットで語るだけで、同じ説明でも相手の納得度がまったく変わること。あるいは、リーダーとしての役職を一度脇に置き、自分の迷いや葛藤ごと開示することで、相手の視点が自然と前向きに切り替わること。さらには、語られていない“空白”を相手が自分で埋めた瞬間に、行動の主体性が生まれるという指摘も、日々の現場で思い当たることばかりでした。 実践のステップが細かく書かれているので、「次の全体MTGで一つ試してみる」くらいの温度感で取り入れられます。山の一歩先を歩くリーダーがどんな語りを使って仲間を導くのかが、具体的な場面つきで示されているのも助かりました。 チームを動かすたびに孤独感が強まってしまう人、自分の言葉に手応えを持てない人には特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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