
なぜあなたはマネジメントを間違えるのか? 会社の常識を打ち破るチェンジリーダーの教科書
岸良裕司
KADOKAWA / 2025-12-01
この本について
仕事の問題って、目の前の火消しに追われているうちに、どこが本質なのか見えなくなることが多いですよね。自分でも「この改善、本当に意味あるのかな…」と感じながら、でも何をどう直せばいいか言語化できないまま進んでしまう。現場と上層のあいだでモヤモヤが積み重なるあの感じ、わかる人は多いと思います。 この本が面白いのは、そのモヤモヤを“なんとなくの感覚”のままにせず、紙1枚で因果関係を見える化していくところです。雲のような対立を整理する「クラウド」も、原因をつないで全体を把握する「現状ツリー」も、やってみると驚くほどシンプルで、むしろ自分の思考のクセまで浮かび上がってきます。抜粋にもあるように、論理をつないだあとに生まれる「ひっかかる感じ」をチェックする方法まで用意されているので、無理がある前提で突っ走らずに済むのも助かります。 個人的には、部分最適の改善がかえって全体の邪魔になる、という指摘が一番刺さりました。現場の努力が積み重ならない理由が、“がんばりが足りないから”ではなく、そもそも組織のつながりや制約を見ていないからだとしたら、やるべきことはまったく別の場所にあります。変えられる未来に集中する3つの質問も、派手ではないけれど日常に落とし込みやすい。 目の前の課題に追われながら、「どこから手をつけたらいいかわからない」と感じている人には、かなりしっくりくるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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