
プラネタリア (幻夏舎)
佐藤航陽 and 渡邉賢一
幻冬舎 / 2025-12-25
この本について
気候や国際情勢のニュースを見るたびに、「結局、個人にできることって何なんだろう…」と考え込んでしまうことがあります。仕事で環境配慮を求められても、国家や企業レベルの矛盾を前にすると、自分の行動がどこにつながるのか見えなくなる。そんな感覚、けっこう共有されている気がします。 『プラネタリア』が面白いのは、このモヤモヤをいきなり解決しようとせず、視点そのものを少し広げてくれるところです。たとえば、国家や企業を「利益のために動く組織」とだけ捉えるのではなく、地球という単位で見たときにどう設計し直せるのか、という考え方が示されます。これが急に壮大な話に聞こえるかもしれませんが、読んでいると「じゃあ自分の仕事の基準を、もう少し未来寄りにしてみようかな」と、身近な行動レベルに落ちてくるのが不思議でした。また、美意識の捉え方が変わるのも特徴で、環境や未来世代への配慮そのものが“美しさ”として感じられる、という視点は、日常の選択に小さな軸をくれます。 国家も企業も、そして私たちの意思決定も、惑星規模の課題に追いついていない。その現実を突きつけつつ、「ではどう生きるか」を一緒に考えてくれる本です。社会の構造に漠然とした違和感を持ちながら、自分の立ち位置を探している人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの48%が集中しています。
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