
新しい高校物理の教科書―現代人のための高校理科 (ブルーバックス)
山本 明利、左巻 健男
講談社 / 2006-02
この本について
物理の本って、学生時代の苦手意識がそのまま残っていて、読み始める前から身構えてしまうことがあると思います。自分も「見えないものをどう理解すればいいんだろう」と立ち止まったままになっていた時期がありました。頭では必要だと思いながら、抽象的な説明に置いていかれるあの感じです。 この本がありがたかったのは、見えない世界を無理に“分かったことにする”のではなく、どうやって人類がそこにたどり着いたのかを、一緒に追体験できるところでした。量としてとらえることでイメージが固まっていく感覚や、誰も原子を見たことがなかった時代に、論理と検証だけで形を描き出した過程が、読み手の想像力をちゃんと支えてくれます。日常で当たり前に思っていた「地面は止まっている」という感覚すら、視点を変えるとまったく違う姿を見せてくれるのもおもしろいところです。 なのに話は大げさになりすぎず、現実の物理がどんなふうに積み重ねられてきたのか、地に足のついたトーンで届けてくれます。専門書のように構える必要もなく、でも知的好奇心はしっかり刺激される。そんな距離感の本です。 知識より「見えないものをどう理解すればいいのか」にモヤモヤしている人に刺さると思います。自分の中の世界の見え方が、少しずつ書き換わっていく感じが好きな人にもおすすめです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの67%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




