
社員心得帖 (PHP文庫)
松下 幸之助
PHP研究所 / 2014-05-16
この本について
仕事を続けていると、「自分の判断はこれでいいのか」「もっとやれたはずなのに腰が重い」といったモヤモヤがつきまといます。知識も経験も増えたはずなのに、むしろ最初の頃より慎重になりすぎて動けなくなることもあります。頭では分かっているのに心がついてこない、そんな状態に覚えがある人には、この本の言葉がけっこう染みると思います。 『社員心得帖』には、松下幸之助という大きすぎる名前のイメージとは少し違う、地に足のついた視点が多いです。特に「知識があるからこそ最初から難しく見えてしまう」という指摘は、経験を重ねたビジネスパーソンほど実感があるはずです。また、自分の仕事を“自営業”としてとらえるという話も、責任を増やすというより、日々の判断に芯を作る感覚に近いと感じました。さらに、幹部であれ若手であれ、本質的にはみな平等で、遠慮よりも率直さのほうが会社を強くするという姿勢も、組織で働くうえでの息苦しさを少し軽くしてくれます。 劇的な自己改革を約束する本ではありませんが、仕事への向き合い方をじわっと立て直してくれる言葉が多いです。特に、変化の激しい環境で「自分の実力を磨き続けたいけど、何から手をつければいいかわからない」という人には、静かに効く一冊だと思います。
読書インサイト
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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