
私の行き方考え方 わが半生の記録 (PHP文庫 マ 5-5)
松下 幸之助
PHP研究所 / 1986-01-01
この本について
仕事をしていると、「自分はちゃんと役に立てているんだろうか」とか、「いいものを作っているはずなのに結果が出ないのはなぜだろう」とか、そんなモヤモヤにぶつかる瞬間があると思います。私自身、つい“自分のやり方だけ”に意識が寄ってしまって、周りや流れのことを見落としていたな…と気づかされることがよくあります。 松下幸之助『私の行き方考え方』は、その視野の狭まりをそっと広げてくれる本です。たとえば、良い製品でも販売の工夫がなければ届かないし、逆もまた然りだという話。これは物づくりだけでなく、自分のアウトプット全般にそのまま当てはまると感じました。また、部下や上司の長所をどう見るかという章では、人との関わりを“修行”として捉えるのではなく、関係性を育てる作法として描いていて、妙に腑に落ちます。さらに「繁栄は自分のためだけで成立しない」という視点も、仕事の目的を見失いそうなときに効きました。 昭和の大企業の創業者の話と聞くと、自分とは遠い世界に思えるかもしれませんが、実際は日々の働き方の判断にそのまま落とし込める具体例ばかりです。自分の仕事の意味づけに少し迷いが出てきた人に、静かに刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの53%が集中しています。
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