
志高く 孫正義正伝 決定版 (実業之日本社文庫)
井上 篤夫
実業之日本社
この本について
仕事に向き合っていると、ふと「このまま続けて意味はあるんだろうか」とか、「どこに向かっているのか自分でもよく分からない」という瞬間が出てきますよね。私も同じで、特に結果が出ない時期ほど視野が狭くなって、やるべきことすら見えなくなることがあります。 『志高く 孫正義正伝』を読んでいて救われたのは、天才の成功譚ではなく、「どうやって考えるか」「なぜ迷わず動けるのか」という過程が具体的に描かれているところでした。たとえば、問題解決・水平思考・組み合わせという三つの発想法は、日々の業務レベルでもすぐに使えるし、計画を12で割らず14で割るという時間管理の話も、余白づくりの感覚が実務に直結します。また、言い訳せずにやり抜く姿勢は精神論ではなく、「結果に耐えうる仕事になっているか」を自問する習慣として落とし込めるのがよかったです。 特に「登る山を決めること」という話は、キャリアの迷いが長引いている人ほど刺さると思います。どの山を選ぶかで半分が決まる、というシンプルな指摘の裏に、決めてからの粘りや工夫が淡々と語られていて、読みながら自分の判断基準を見直すきっかけになりました。 今の働き方やキャリアにじわっと不安がある人、何かを始めたいのに踏み切れない人には、静かに背中を押してくれる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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