
経営心得帖 (PHP文庫)
松下 幸之助
PHP研究所 / 2014-06-06
この本について
仕事のことで行き詰まったとき、「もっと良いやり方がある気はするのに、どう見直せばいいのか分からない」とか、「頑張っているのに成果が出ないのは自分のせいなのか」とか、そんなモヤモヤが頭の中をぐるぐる回ることがあります。私も同じで、特に失敗したあとほど視野が狭くなりがちでした。 『経営心得帖』を読んで感じたのは、松下幸之助の言葉は“前に進むための視点の角度”をそっと変えてくれるということです。例えば、改善の余地は無限にあるという話は、「もっとやれるはずだ」と自分を追い立てるものではなく、「見方を変えれば次の取っかかりは必ずある」と教えてくれるようでした。また、失敗を素直に認める姿勢のところでは、うまくいかなかった理由を外側に探し続けていた自分には、少し痛くて、でもありがたい視点でした。自分の仕事に興味を持てているかという問いかけも、今の取り組み方を静かに見直す手がかりになります。 全体として、経営の本というより「仕事に向き合う姿勢を整えてくれる一冊」に近いです。小さな改善を積み重ねたいけれど気持ちがついてこない人や、失敗の意味づけに迷っている人には、特にしっくりくると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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