
続・道をひらく
松下 幸之助
PHP研究所 / 1978-01-01
この本について
最近、人との意見のすれ違いや、思わぬ失敗にぶつかったとき、「自分の判断って本当に正しいのかな」と急に足元がぐらつくことがあります。前に進みたい気持ちはあるのに、焦りと不安でまわりが見えなくなる感じ。こういうときこそ、冷静さとか素直さみたいな、当たり前だけど後回しにしてきたものが急に大事になるんですよね。 『続・道をひらく』が刺さるのは、その“基本に戻る”感覚をただ説くのではなく、日常のごく普通の場面に落とし込んでくれるところだと思います。自分の考えに固まったときは第三者の声を聞けるかどうか。トラブルに出会ったときは排除しようとする前に、いったん受け入れてみる余裕があるかどうか。そして未来を大きく描く前に、今日の自分の出発点を丁寧に見直せているか。どれも耳が痛いけれど、明日からすぐ実践できる視点ばかりです。 完全無欠じゃないからこそ、人と協力したり、調和をつくったりする必要があるという考え方も、読者の方がよく保存されていた部分でした。欠けているから不安になるんじゃなくて、足りないからこそ補い合える。そう思えたとき、少しだけ肩の力が抜ける気がします。 うまくいかない理由を自分の外にだけ探してしまう人や、最近ちょっと頑なになっている気がする人には、特にしみる一冊です。自分の歩幅を取り戻したいときにそっと開きたくなる本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの76%が集中しています。
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