
知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ (講談社+α文庫)
苅谷剛彦
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推定読了時間 約7時間37分
star総合評価 73/100
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この本について
仕事でも日常でも、目の前の問題を「ちゃんと考えたい」のに、気づくといつもの見方に引っ張られてしまうことがありませんか。僕もよくあります。問いは立てているつもりなのに、実はただ疑問を眺めているだけで、思考は全然動いていない…そんな感覚です。 『知的複眼思考法』が助けてくれたのは、この停滞を具体的にほぐしてくれるところでした。たとえば、ひとつの現象を「どうなっているのか」だけでなく、「なぜ?」まで踏み込んでみること。そのときに自分がどんな前提を置いているのかを一度取り外すこと。そして、個別のケースからいったん抽象度を上げて、別のケースにも通じる形で問い直すこと。こういう動きを言葉のつなぎ方や推論の根拠レベルまで丁寧に示してくれるので、自分の思考のクセが意外なところで見えてきます。 読んでいて特に刺さったのは、「問いを少しずらす」だけで世界の輪郭が変わる瞬間が何度もあることでした。受験競争でも、職場の違和感でも、最初の問いの立て方を変えるだけで、見えてくる材料がまったく違う。著者と対等に読み進めながら、「なるほど」「ここは違う気がする」とつぶやきつつ、自分の考え方の軌道修正ができる本です。 一つの視点にしがみついてしまう癖がある人、もっと自由に考える筋道をつくりたい人に向いています。僕自身、迷ったときに何度も“問いを組み替える感覚”を思い出させてもらいました。
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出版社による紹介
常識にとらわれた単眼思考を行っていては、いつまでたっても「自分の頭で考える」ことはできない。自分自身の視点からものごとを多角的に捉えて考え抜く―それが知的複眼思考法だ。情報を正確に読みとる力。ものごとの筋道を追う力。受け取った情報をもとに自分の論理をきちんと組み立てられる力。こうした基本的な考える力を基礎にしてこそ、自分の頭で考えていくことができる。全国3万人の大学生が選んだ日本のベストティーチャーによる思考法の真髄。
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