
仕事に役立つインテリジェンス 問題解決のための情報分析入門 (PHP新書)
北岡元
PHP研究所 / 2008-03-01
この本について
仕事で判断に迷ったときって、結局「情報は集めたはずなのに、なぜか決め手に欠ける…」みたいなモヤモヤが残ることがあります。自分では客観的に考えているつもりでも、あとから振り返ると最初から結論ありきだったな、と気づくこともあります。僕自身、その感覚がずっと抜けなくて、情報との向き合い方を見直したいと思って手に取ったのがこの本でした。 読んでみて印象的だったのは、「インフォメーション」と「インテリジェンス」をきっちり分けて捉えるだけで、判断がだいぶクリアになるという点です。単なる事実やデータは材料でしかなく、判断や行動につながる“利益を実現する知識”に変換してこそ意味があるという視点は、仕事の場面だとすぐに活きます。また、複雑な問題ほどメソッドの型だけでは太刀打ちできず、アクセスできない情報や不確かな要素をどう扱うかが肝になるという話は、まさに日々の業務と地続きでした。何かを決めるとき、結論を急がず、材料の見落としや思い込みを疑ってみようと素直に思える内容です。 なので、表に見える情報はあるのに判断に自信が持てない人、あるいは自分の分析が無意識に偏っている気がする人には特に刺さるはずです。情報の量ではなく、どんな知識に変換できるかで仕事の精度が変わるんだな、と静かに実感させてくれる一冊でした。
読書インサイト
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