
孫正義「規格外」の仕事術 なぜソフトバンクは逆境でこそ強いのか (PHPビジネス新書 157)
三木雄信
この本について
仕事の判断で手が止まるときってありますよね。考えているつもりなのに、結論が遠ざかっていく感じ。自分でも「もっといい答えがあるはず」と思いながら、実は何を基準に決めればいいのか曖昧なまま迷っていたりします。僕もそこがずっともやっとしていました。 この本を読んで印象に残ったのは、判断を「総合的に見る力」と「決めるスピード」の両方で語っているところです。たとえばビジネスモデルを考えるときに、営業→法務→財務→税務の順でざっくり全体像を見る視点。専門外でも、まずは大枠で捉えることで、判断の精度が上がる実感がありました。そしてもうひとつは「十秒考えてわからないなら、必要なステップを言え」というあの言葉。結論を出すか、調べる段取りを決めるか。その二択に絞られるだけで、迷い方の質が変わります。 さらに「会社経営の本質を理解するなら『人事屋が書いた経理の本』を読め」という話も、視野の偏りに気付きやすくて、実務にすぐ持ち帰れる内容でした。専門に閉じこもらず、別の角度から理解し直すことで、仕事の判断が急に軽くなる感じがあります。 行動に落とし込める具体的な視点がほしい人、特に「考えているのに前に進まない感覚」を抱えている人にはかなり刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
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