
早く正しく決める技術
出口治明
この本について
考えるほど足が止まって、気づけば締め切りだけ近づいてくる。あの「どっちでもいい気もするけど、間違えたくない」というモヤモヤ、けっこうしぶといですよね。僕もよくハマります。頭の中でシミュレーションを続けているうちに、肝心の目的がぼやけてしまうあの感じです。 この本は、そこを無理やりポジティブに変えるというより、「決めるための土台」を淡々と整えてくれる実務寄りの内容でした。たとえば、数字や一次情報にあたるクセをつけることで、考える材料そのものの質が変わること。あるいは、決める前にロジックの幹と枝葉を分けておくことで、議論のパワーをどこに使うべきかがはっきりすること。そして何より、ダラダラ考えても正解には近づかないから、小さく試して修正するほうが結局早い、という割り切り方。このあたりは、僕自身も「もう悩んでるふりはやめよう」と思わされました。 決断力というと根性論っぽく聞こえるかもしれませんが、ここで語られているのはもっと地味な作業です。元データを確認する、相手の状況を観察する、目的に照らして比較する。そういう積み重ねが結果的に「迷う時間を短くする」ことにつながる。派手な技術ではないけれど、仕事でも生活でもじわっと効いてくるタイプの知恵だと思います。 手を動かしたほうがいいのは分かってる。でも迷う。そんな「考え続けてしまう癖がある人」にはとくに刺さる本です。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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