
自分のアタマで考えよう――知識にだまされない思考の技術
ちきりん and 良知高行
ダイヤモンド社 / 2011-10-27
この本について
気づくと情報ばかり集めて、肝心の「どう動くか」が決まらない日ってありませんか。選択肢を増やせば前に進める気がするのに、実際は余計に迷ってしまう。僕もよくそこで詰まっていました。 この本が効いたのは、「考えるって実はもっと地味でシンプルなんだ」と気づかせてくれたところです。数字を見たときにまず「なぜ?」と問い、そこから一歩進めて「だからなんなの?」まで考えるだけで、判断の精度が変わります。情報を増やす前に、自分が何を基準に決めるのかをはっきりさせておくと、即座に不要な情報を切り落とせる。結果、迷う時間そのものが減っていきました。 もうひとつ刺さったのは、「知識と思考は別物」と断言してくれる点です。知識は安心させてくれるけれど、新しい状況に出会うと役に立たないこともある。過去の経験や“正しそうな答え”に寄りかかる前に、いったん思考の舞台から外してみる。そうすると、自分でも意外なほど素直に情報を見られ、「自分の頭で考えるってこういう感覚か」と腑に落ちました。 仕事で決め事が増えてしんどい人、情報過多で足が止まりがちな人には、かなり実戦的に効く一冊だと思います。僕と同じように「考えてるつもりで、実は知識に引きずられていた」と感じる人には、とくに刺さるはずです。
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