
自分らしいキャリアのつくり方 (PHP新書)
高橋俊介
PHP研究所 / 2009-08-01
この本について
キャリアのことを考えるとき、「結局なにが正解なんだろう」とか「この選択で合ってるのか」というモヤモヤって、どうしても避けられないですよね。好きなことを突き詰めればいいと言われたり、いや安定が大事だと言われたり。そのあいだで揺れ続ける感じ、僕もずっとあります。 この本が面白いのは、「やりたいことを絞り込め」という方向ではなく、むしろ「やりたくないことを減らしていく」ほうが現実的だと語っているところです。実際、経験してみないと自分の向き不向きってわからないし、向いていることは変化のなかでどんどん更新されていく。そう考えると、キャリアに一直線の正解ルートを求めなくてもいいんだと思えるんですよね。また、会社選びの基準も職種や業界だけに縛られず、社風や価値観のマッチングに目を向けるべきだという話も、転職で迷いがちな人にはだいぶ効くはずです。 さらに、仕事と私生活をどちらも大事にしようとするほど葛藤が増えやすいという指摘も刺さります。全部をうまくやろうとせず、どう統合していくかを考えたほうが楽になる。これは僕自身も強く感じたところでした。 「キャリアを論理で完璧に決めきれずにいる人」にこそ、この本の視点がしっくりくると思います。直感も混ぜながら、自分の動機や環境との相性を少しずつ調整していく。その柔らかい姿勢を許してくれる一冊です。
読書インサイト
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多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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