
モレスキン 人生を入れる61の使い方
堀 正岳, 中牟田 洋子, and 高谷 宏記
ダイヤモンド社 / 2011-09-08
この本について
手帳やノートって、書きたい気持ちはあるのに、いざ開くと手が止まることがありますよね。何を書けば正しいのか分からないとか、白いページを前にして自分の中身の薄さを見せつけられている気がするとか。僕も同じで、忙しさに流されるほどノートは白くなり、逆に迷いが深いときほど書くことが増えていきます。 『モレスキン 人生を入れる61の使い方』を読んでいて刺さったのは、この「白いページに向き合うモヤモヤ」を無理に乗り越えようとせず、そのまま味わっていいんだと肯定してくれるところでした。感動が指先を通ってノートに残っていく話や、自分の手で書いた瞬間に他人の作品が「私たちのもの」に変わる感覚は、書くことが特別な行為じゃなく、もっと日常の延長にあるんだと思わせてくれます。何も書けないときは壁にぶつかっている証拠で、逆に夢中で書いているときは選択が合っているサインかもしれない、という視点の転換も素直にしっくりきました。 また、打つ手があるときとないときで行動が変わるというチェスの話も、ノートに限らず仕事や人生全体に効いてきます。動けないときに何を残すかは、そのまま自分の姿勢を映します。それを言い訳なく受け止められる人に、この本は静かに寄り添ってくれます。 「手帳を書くことに正解を求めすぎて、逆に書けなくなっている人」に特に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの38%が集中しています。
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