
万能鑑定士Qの推理劇 I 「万能鑑定士Q」シリーズ (角川文庫)
松岡 圭祐
KADOKAWA / 2011-12
この本について
仕事でも日常でも、目の前の問題がやたら複雑に見えて、どこから手をつければいいのか分からなくなることがあります。僕もよく、考えすぎて余計に状況をこじらせてしまうタイプで、そんなときに「もっとシンプルに見られたらな」と何度も思ってきました。 『万能鑑定士Qの推理劇』には、物語の中で語られる“三つの思考のコツ”が出てきます。これが妙に生活にそのまま持ち込めるんです。状況をいったん文字にして整理すること。過去に似た問題がなかったか思い出してみること。そして、関係なさそうな別の分野から考え方を借りてくること。どれも派手さはないんですが、混乱した頭を一段落ち着かせるときにすごく効きます。自分の悩みが「ただ複雑そうに見えていただけだった」と気づける瞬間が何度かありました。 さらに、このシリーズの好きなところは、「人は同じ道で競っていない」という視点がさりげなく差し込まれているところです。他人と比べて焦っているときに読むと、物語のテンポを楽しみながら肩の力がスッと抜けます。推理系が苦手でも入りやすい軽さがありつつ、考え方の軸をちょっと整えてくれる本です。 自分の思考がごちゃつきやすい人、すぐ行き詰まってしまう人に特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの86%が集中しています。
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