
人は見た目が9割(新潮新書)
竹内一郎
講談社 / 2019-09-26
この本について
人と話していて、「内容はちゃんと伝えているつもりなのに、なぜか誤解される」とか、「同じことを言っても、あの人のほうが通るんだよな…」みたいなモヤモヤを抱えること、けっこうあると思います。僕も仕事で説明が滑ったとき、言葉そのものより“空気の出し方”が原因なんだろうなと気づく場面が多くて、どう扱えばいいのかずっと迷っていました。 『人は見た目が9割』は、そのあたりの“うまく言えない違和感”を、ノンバーバルという視点で整理してくれる本でした。たとえば、声のトーンやテンポで印象がまったく変わるとか、相づちの回数で相手が受け取る意味が反転するとか、身近なのに意識していない要素が多いことに気づかされます。生まれつき変えられない部分はあっても、アイコンタクトや姿勢みたいな「技術として変えられる部分」がちゃんと残っている、という現実的な目線もありがたかったです。弱さを隠すより、正直に見せたほうが人は安心する、という話も、職場で空回りしがちな自分には腑に落ちました。 大げさに劇的な変化を約束するタイプの本ではないですが、「伝わらない理由の半分は言葉の外側にある」という感覚を持てるだけで、日常の人間関係が少し扱いやすくなるはずです。特に、説明や会話で損している気がする人にはしっくり来ると思います。
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