
10分あれば書店に行きなさい (メディアファクトリー新書)
齋藤 孝
KADOKAWA
この本について
仕事の話題が尽きたり、初めて会う人との会話がうまく広がらなかったり。自分の知識がどこか薄いまま日々を回しているような感覚って、意外とずっとつきまといます。ネットで情報は拾っているつもりなのに、いざ話そうとすると何も残っていない。あれ、最近まともに自分の頭で考えてないかも…と気づく瞬間、ありますよね。 この本が効くのは、「閉じた世界から抜け出すきっかけをどう作るか」というところです。まず、ネットの情報は“お見合い写真”のように整えられていて深みに触れにくい、という指摘にハッとします。だからこそ、本の玉石混淆の世界に身を置いたほうが、思考が揺さぶられる。書店で雑食的に本を拾うことで、自分では選ばない分野に出会えたり、「引用できるくらい」記憶に残る言葉を持ち帰れたりします。さらに、著者が言うように自分に少し無茶振りをして、10〜15分で一冊を“さばく”意識を持つと、読書が情報収集の実践に変わっていく感覚があります。 読んでいると、会話の幅が自然に広がったり、思考が詰まったときに“引き出し”が急に増えるような体験が起きやすい本です。特に、最近インプットが細くなっている気がする人や、書店に行く習慣がないまま大人になってしまった人にはよく刺さると思います。 肩の力を抜いて読めるのに、読み終わると「ちょっと書店に寄ってみるか」と思える。そんな現実的なスイッチを入れてくれる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの49%が集中しています。
読書の順序
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