
リーディング3.0
本田 直之
東洋経済新報社 / 2011-05-05
この本について
情報を追いかけているつもりなのに、気づけば何を信じればいいのか分からなくなることってありますよね。ニュースもSNSも本も、どれもそれっぽく語られるから、判断の軸が揺れやすい。僕も同じで、流れてくる情報に振り回されるたびに、「もっとちゃんと読めたら楽なのに」と思っていました。 『リーディング3.0』が効いたのは、読み方のテクニックというより、「情報の前提との向き合い方」を整えてくれたところです。たとえば、すべての情報にバイアスがある前提で比較するという姿勢は、ニュースを読むときのモヤモヤをかなり減らしてくれました。複数の情報源を並べて見るクセがつくと、「自分の判断基準ってこういうところにあるのか」と気づけるようになるのが面白いところです。 もうひとつ助かったのが、インプットしたものをどこに置いておくかの発想です。著者はエバーノートを例にしているけれど、「全部覚えようとしなくていい、あとで引き出せればいい」という考え方は、読みっぱなしで終わる焦りをかなり軽くしてくれます。クラウドでも紙でも手書きでも、自分なりに“情報が戻ってくる場所”を用意しておくことが、読書の負担を減らしてくれるんだと実感しました。 情報に流されやすい人よりも、「判断の基準を自分で作りたい人」に静かに効いてくる本です。読書量よりも、読み方を見直したいタイミングにちょうどハマると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
読書の順序
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