
結婚の条件 (朝日文庫)
小倉 千加子
この本について
結婚まわりの話って、人と話すほど言いづらくなっていくところがありますよね。好きとか条件とかキャリアとか、どれも本音で語りたいのに、どこかで「恥をかきたくない」とブレーキがかかる。気づけば、自分が何を望んでいるのかすら分からないまま、周りの空気だけが先に進んでいく感じがあると思います。 『結婚の条件』は、そのモヤモヤをごまかさず、でも断罪もしない絶妙な距離感で、女性が結婚に向き合うときに背負わされている空気や期待を一枚ずつはがしてくれます。例えば、多くの人が言葉にしづらい「選んでいるようで、実は選ばされている」構造を、学歴や階層、雑誌の嗜好まで具体的に示しながら説明してくれるところは、妙に胸がチクッとします。また、恋愛と結婚が混同されがちな背景や、「適当な相手」がなぜこんなにも見つかりにくいのかという現実にも、静かに光を当ててくれます。 読んでいて感じたのは、結婚を肯定も否定もせず、ただ「自分の立っている場所」を少しクリアにしてくれる本だということでした。誰かの正解を借りなくてもいいけれど、今の自分がどう動きづらくなっているのかは、いったん知っておいたほうが楽になる。そんな感覚が残る一冊でした。 こんな人に刺さると思います。結婚を考えると胸がざわつくのに、その理由が自分でもよく分からない人。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




