
道草
夏目 漱石
CEメディアハウス / 2023-10-20
この本について
仕事でも生活でも、「やらなきゃ」が頭の中をずっと占領していて、実際の行動よりもそのプレッシャーに振り回されることってありますよね。片付けたいことが片付かないまま日が過ぎていくと、自分だけが遅れているような気がして落ち着かなくなる。でも、何がそんなに自分を急かしているのかがよく分からなかったりします。 漱石の『道草』を読むと、その焦りの正体を少し横から眺められる感覚があります。たとえば「仕事をするよりも、しなければならないという刺戟の方が彼を支配していた」という一文は、今の私たちにもそのまま当てはまります。タスクそのものより、“やらねば”という無形の圧に疲れているだけなんじゃないか、と気づかされます。また、過去の環境や家族の事情で、気づかないうちに自分の行動パターンが形づくられている様子が淡々と描かれていて、「努力不足」とか「意思の問題」みたいな単純化では割り切れない現実を受け入れやすくなる。さらに「片付くなんてものは殆どない」と言いながら、それでも人は形を変えながら続けていくという視点は、今抱えているモヤモヤを“終わらせるべき問題”ではなく、“付き合い方を探す相手”として見直すきっかけになります。 完璧に整理できない日々をなんとか回しながら生きている人に、静かに刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要









