
古事記 03 現代語訳 古事記
太 安万侶、稗田 阿礼、武田 祐吉
この本について
仕事でも日常でも、目の前のことに追われていると、自分がどこに立っているのかよく分からなくなる時があります。何かを始めたいのに、そもそもの“始まりの感覚”が自分の中で曖昧なまま進んでいるような、あの少し落ち着かない感じです。 この本の抜粋を見ていると、「天と地がはじめて分かれる前の話」や「気性がまだ十分に整っていない世界」みたいな、混沌とした立ち上がりの場面に惹かれている人が多い印象があります。完璧じゃなくても動き始めるものがあって、そこに順序や均衡が生まれていく。その流れを物語として読むだけで、自分の停滞を責めすぎなくなるというか、まだ形になっていない段階にも価値があると思えてきます。 個人的には、この本は神話を楽しむというより、ものごとが立ち上がる時の“空気”を受け取るための読み物だと感じています。例えば、仕事で新しい企画に取りかかる時、最初から輪郭を求めすぎず、まずは混沌を混沌のまま置いておく余裕が生まれたり、迷いの渦中にいる自分を俯瞰できる距離感をつくってくれたりします。こういう視点の切り替えは、意外と他の実用書からは得にくいところです。 「始めることにいつも怖さがある人」に特に沁みる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
読書の順序
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