
逆説の日本史15 近世改革編/官僚政治と吉宗の謎 (小学館文庫)
井沢元彦
小学館
この本について
仕事でも生活でも、昔から続く仕組みや慣習にぶつかったとき、「本当にこれは正しい前提なのか」とモヤッとすることがありませんか。みんなが当たり前だと思っている価値観の背景をつかめないまま議論だけが進んでいくと、自分だけ地図を持っていないような心細さがあるんですよね。 この巻の『逆説の日本史』は、その“地図”の描かれ方を一度バラして見せてくれる本でした。例えば、光格天皇の扱われ方にあった空気感や、古いものに依存する層が改革に反対する構造など、教科書だけだと見落としがちな「人間の感情や立場によるゆがみ」が丁寧に拾われています。歴史上の判断が、信念や宗教観、家格意識といった目に見えにくい価値観によってどう動いたのかを知ると、自分が日常で感じる理不尽さの根っこも少し読み解ける気がします。 また、徳川御三家や田安・一橋家、歌舞伎の四座といった制度の成り立ちを追うと、「仕組みは偉大な誰かが突然つくったものではなく、人間の都合の積み重ねでできている」という視点が腹落ちします。この感覚があると、仕事で制度や組織の“前提”を疑う時にも、ただ反発するのではなく、成り立ちをたどりながら考える癖がつくはずです。 歴史好きというより、「価値観の背景を知ると日常の判断が少し楽になる人」に刺さる一冊だと思います。読んでみると、今のモヤモヤにも小さな取っかかりが見えてきます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要







