
幸せな経済自由人の60の習慣
本田健
ゴマブックス株式会社 / 2012-05
この本について
「やりたいことはあるのに、結局いつも“できない理由”の方が強くなって止まってしまう」とか、「今の働き方に違和感があるのに、じゃあ何を変えればいいのかがわからない」みたいなモヤモヤって、僕も定期的にぶつかります。気持ちだけ前に出ても、現実的な不安が頭の中でブレーキを踏むんですよね。 この本を読んで刺さったのは、著者が“勢いだけの前向きさ”ではなく、行動につながる視点の置き方を丁寧に書いているところでした。例えば、目標を「クイズを一問ずつ解いていく」みたいに細かく分解して進める話は、抽象的な夢をどう現実に落とすかの一例としてすごく腑に落ちましたし、「半年分の生活費」という現実的なラインが示されているのも、無茶な挑戦論ではない安心感があります。また、子どものころから身についた思考のクセを“頭に植わった種”として扱う発想は、自分が感じていた不安や制限がどこから来ているのかを見つけやすくしてくれました。 一気に人生を変えるというより、まずは自分のパターンに気づいて、できる範囲から動かしていく。その積み重ねで自由度が増していく感覚を持てる本でした。今の働き方に違和感がある人、あるいは「言い訳だけ上達してきた気がする」と感じる人には、静かに効くと思います。
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