
考える短歌―作る手ほどき、読む技術―(新潮新書)
俵万智
新潮社 / 2004-09
この本について
短歌を作ろうとすると、気持ちはあるのに言葉がうまく形にならなくて、「なんか散らかるな…」という感覚がつきまといませんか。僕も同じで、勢いで書いた一首をあとから読み返して、「結局なにを届けたかったんだろう」と立ち止まることがよくあります。 俵万智さんの『考える短歌』は、そのもやっとした部分を、具体的な“手の動かし方”でほどいてくれる本でした。たとえば、気づいたら多用してしまう「も」や「の」を一度疑ってみるだけで、焦点のぼやけた歌がキュッと締まる感覚がありますし、文末を現在形に変えるだけで、過去の出来事まで目の前の景色みたいに立ち上がるのは、実際に手を動かしてみるとすぐ実感できます。また、比喩を二つ並べない、体言止めは一回まで、数字は客観性を与えてくれる――こういう小さな工夫が、一首の密度を確実に変えてくれるんですよね。 何より刺さったのは、「心が揺れた瞬間を丁寧に見つめること自体が、短歌を作る行為になる」という視点でした。大事件じゃなくても、日常の「あっ」を立ち止まって味わうだけで、言葉の筋肉が少しずつ柔らかくなっていく感じがあります。 自分の言葉で短歌を作りたいけれど、どこから整えていいかわからない人にこそ、そっと効いてくる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要







