
「テンパらない」技術
西多 昌規
PHP研究所 / 2012-06-01
この本について
仕事でも日常でも、ちょっとしたズレや予想外が重なると、一気に頭が真っ白になることがあります。やらなきゃいけないことは分かっているのに、順番がぐちゃぐちゃになって焦る。あとから振り返れば大したことじゃないのに、その瞬間だけは自分で自分を扱いきれない。そんな場面、僕もよくあります。 この本が助かったのは、「テンパり」を気合でねじ伏せる話ではなく、身体の動きや環境づくりのような“地に足のついた対処”が多かったことです。息を止めてお腹に力を入れるだけで副交感神経が働くとか、混乱したら一瞬だけ思考を止めて、見えているものをそのまま眺めるとか、やってみると意外と効くんですよね。あと、前日のうちに明日の準備を済ませておくとか、メールを細かく処理するとか、結局こういう小さな習慣がテンパりづらい土台になるんだろうなと感じました。 読んでいて刺さったのは、評判や成果って長年の積み上げなのに、一瞬のテンパりで簡単に崩れることがある、という指摘です。だからこそ、自分の限界を知って離脱したり、他人の評価を柔らかく受け取ったり、メンター的な存在に支えてもらったりする“逃げ道”を用意しておくことが大事なんだと思います。 忙しさを「勢い」で乗り切りがちな人や、焦ると視野が狭くなるタイプには、かなり相性がいい一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの13%が集中しています。
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