
見仏記 (角川文庫)
いとう せいこう and みうら じゅん
KADOKAWA / 1999
この本について
ときどき、文化とか伝統に触れているはずなのに、「自分はいま何を見てるんだろう」と急に距離を感じることがありませんか。旅行先の寺で仏像を見ても、ありがたみを感じる日もあれば、ただの “観光っぽい空気” の中に自分だけ取り残される日もある。あのモヤモヤに説明がつかないまま、大人になってしまった人は多いと思います。 『見仏記』は、その距離の正体を軽やかに突いてきます。仏像って、いかにも日本的に見えるのに、実はずっと「帰化しない存在」だったという指摘。そこに気づくと、あの違和感が急に言語化されていくんですよね。また、私たちは仏像の所作を生活に取り込んでいない、だから“わかっているつもり”で実は身体感覚が追いついていないという話も痛いほど納得できます。さらに、阿修羅が「ある」ではなく「いる」と語られるあの温度感に触れると、ものをどう見るかって結局は立場や距離の取り方なんだなと少し心が軽くなります。 観光としての仏像ではなく、文化との「変な距離」を抱えたままの自分をそのまま連れていきたい人に向いている本です。読んだあと、寺に行くときのスタンスがちょっと変わります。寺社巡りに詳しくなくても、あの謎の居心地の悪さを言語化したい人には特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの67%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




