
はじめての論語 素読して活かす孔子の知恵 (講談社+α新書)
安岡定子
講談社 / 2013-06-20
この本について
仕事でも人間関係でも、相手の意図が読めなかったり、自分ばかり損しているように感じたりすると、気持ちがすり減りますよね。頑張っているのに報われていない気がして、つい不満を言いたくなる時もあります。僕も同じで、どう振る舞えばいいのか迷う場面ばかりです。 この本の面白いところは、「もっと頑張れ」と背中を押すタイプではなく、淡々と孔子の言葉を丁寧に噛み砕きながら、視点の置き方をそっとずらしてくれるところです。たとえば「義を知りながら行わないのは勇気がないだけ」という一文は、派手な行動を求めているわけではなく、目の前の小さな選択を誤魔化さない態度のことなんだと気づかされました。また、「人が自分を認めてくれなくても落ち込むな」という教えは、評価の上下に振り回されがちな日常の中で、自分の軸に戻るきっかけになります。そして「まず相手を慮るところから仕事は始まる」という説明は、結局のところ成果も信頼も、こういう姿勢の積み重ねでしか作れないと改めて思わせてくれます。 派手さはないけれど、忙しい日々の中で少し立ち止まりたい人にしっくりくる一冊だと思います。特に、評価や人間関係に疲れやすいタイプの人には、静かに効いてくる本です。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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