
黄小娥の易入門
黄 小娥
サンマーク出版 / 2004-04-30
この本について
人と協調したいけど、どこまで歩み寄ればよくて、どこから先は自分をすり減らしているのか。仕事でも私生活でも、判断に迷う瞬間ってけっこうあります。場を乱したくない気持ちと、流されてばかりは違うという感覚のあいだで、足が止まることが多いんですよね。 『黄小娥の易入門』を読んでいて印象的だったのは、「思いやりを持ちつつも、付和雷同しない」という、ごく当たり前に見えて実は難しい境界線を具体的に描いてくれるところでした。たとえば、相手に合わせるのは大事だけれど、つまらないことに共鳴していくと泥沼にはまる。耳の痛い話ですが、これって日常の判断にそのまま置き換えられます。また、占いを“何もかも教えてくれる魔法”ではなく、九割までは常識で考えたうえで、それでも見えない部分を判断する手がかりとして扱う姿勢も、妙に現実的で助けられます。 さらに、この本は運勢の良し悪しを当てるというより、自分の状況をどう使うかに視点を寄せてくれます。いままでの経験が生きる時期なのか、慎重さを増すべき時期なのか。そういう「状況の読み方」が一歩クリアになる感じがありました。占いに興味がなくても、判断に迷いがちな人には意外としっくりくると思います。 特に、他人との距離の取り方で消耗しやすい人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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