
システムトレード 基本と原則: トレーディングで勝者と敗者を分けるもの
ブレント・ペンフォールド, 山口雅裕, and 監修 長尾慎太郎
Pan Rolling Inc / 2023-05-04
この本について
トレードって、どこまでいっても「これでいいのか」が消えないですよね。勝率を上げれば何かが変わる気もするし、逆にペイオフを伸ばせばいいと言われることもある。でも実際のところ、何を基準に判断すればいいのか分からないまま、場当たり的にポジションサイズを決めてしまう日が多い。僕自身もずっとその迷いから抜けられませんでした。 この本が効いたのは、「勝つ方法」ではなく「生き残るための考え方」を徹底的に言語化してくれたところです。たとえば、破産確率をどう下げるのかを数式レベルで説明してくれるので、リスクを“気合”ではなく仕組みとして扱えるようになるし、固定ユニット数の考え方が腹落ちすると、ドローダウン中に感情で枚数をいじる癖が自然と減りました。さらに、勝率でもペイオフでもなく期待値を見るという姿勢は、どの手法に乗り換えてもずっと使える“軸”になってくれます。 手っ取り早く勝ちたい人よりも、「ちゃんと続けられる形にしたい」と思っている人に刺さる本です。トレンドを待つ理由や、なぜシンプルなルールが長持ちするのかといった説明も丁寧で、読み終わったあとに自分の売買ルールを見直す視点が増える感じがあります。トレードに迷いが出たとき、数字と原則に立ち返る拠り所として、持っていて損のない一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの41%が集中しています。
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