
流血の魔術 最強の演技 すべてのプロレスはショーである (講談社+α文庫)
ミスター高橋
この本について
仕事でも趣味でも、「あれもできた方がいいよな」と思いながら、気づけば何ひとつ身についていない感じってありませんか。道具だけ増えて、肝心の動きは鈍いまま……自分でも何に向かっているのか分からなくなるあのモヤモヤ、僕もよくあります。 この本を読んで印象的だったのが、引用にもある「武器を一つに絞れ」という視点でした。プロレスの裏側を扱った本ではあるんですが、そこで語られているのは“強さの作り方”のリアルです。なんでも盛り込めば良くなるわけじゃないし、多くを抱え込みすぎるほど動きが鈍る。まず一点に集中しないと、そもそも勝負にならない。その割り切り方が、自分の日常にもそのまま響いてきました。 もう一つ、この本が効くのは「見え方が変わる」ところです。プロレスはショーである、という前提が示されると、派手さの裏にある計算や準備の重さが見えてくる。すると、自分の仕事でも“見た目の派手さ”より“積み重ねた型”のほうが大事なんだと腑に落ちるんです。表に出る瞬間はほんの一部で、その裏にある準備こそが全体を支えている。そう思えると、焦って武器を増やすより、いま持っている一つを磨こうという気持ちに自然と寄っていきます。 特に「やることを絞りきれずに、いつも手が散ってしまう人」には刺さると思います。プロレスの話なのに不思議と自分ごととして読める、そんな一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。
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