機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(下) 機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ (角川スニーカー文庫)

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(下) 機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ (角川スニーカー文庫)

富野 由悠季 and 美樹本 晴彦

KADOKAWA / 2021-05-10

累計読者数7
平均ハイライト数 32.4件/人
推定読了時間 約3時間59分
star総合評価 78/100
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この本について

日々やっていることが本当に正しいのか、誰かを傷つけていないか、ふと立ち止まる瞬間ってありますよね。自分では選んだつもりの道なのに、気づいたら引き返せなくなっていたり、人との距離の取り方をまちがえたような気がしたり。頭で割り切れない感情だけがあとに残る、あのどうしようもない感じです。 『閃光のハサウェイ(下)』の抜粋を眺めていると、読者が惹かれているのは「決断したはずなのに、人間関係だけは整理しきれないまま進んでしまう主人公たち」の姿なんだと思います。ギギが走り出す理由を自分でも掴めない場面や、ケネスがようやく感情を崩してしまう瞬間、ハサウェイが死を前にしても誰かの気配を探してしまう弱さ。強さと弱さが入り混じって、どれも綺麗にはまとまらない。そこに、自分の生活のどこかとつながる部分があるんですよね。 この物語が効いてくるのは、きれいな答えよりも「人がどうしようもなく揺れる姿」を見たい時です。たとえば、責任のある立場にいながら誰かに甘えたくなる気持ちや、自分の選択が本当に正しかったのか確かめられない不安。登場人物たちが抱える矛盾は、読者自身の揺れを否定せずに受け止めてくれるように感じます。それは、行動を変えるというより、肩の力が抜けて「こういう弱さも人間だよな」と思い直せる感覚に近いと思います。 刺さるのは、「強がりながら、人間らしい迷いを抱えたまま生きている人」。完璧じゃないまま、それでも前に進もうとする姿に、自分の足元を少しだけ肯定された気持ちになります。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

宇宙世紀105年、秘密結社マフティーは腐敗した地球連邦政府に対して、粛清を宣言する。 次々と政府高官を粛清していくマフティー、そのリーダーであるマフティー・ナビーユ・エリンは、 かつてシャアの反乱で想い人クェスをその手に掛けた、ブライト・ノアの息子、ハサウェイ・ノアなのであった――。 富野由悠季著「ベルトーチカ・チルドレン」の続編として執筆された「閃光のハサウェイ」を漫画版ベルトーチカに続いてさびしうろあきがコミカライズ。
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