
マッキンゼー
ダフ・マクドナルド and 日暮 雅通
President Inc / 1979-12-10
この本について
仕事で意思決定の場に立つたびに、「自分はちゃんと考えられているんだろうか」と不安になることがあります。組織図や予算の話になると急に言葉が濁るのも、実は“考えの浅さが露呈するのが怖いだけ”だったりして、身に覚えがある人は多いはずです。 この本の面白いところは、マッキンゼーという巨大組織を持ち上げるのではなく、彼らが生まれた背景や習慣、人間くささまで淡々と描いているところです。たとえば、会計を「過去の記録」から「未来をつくる道具」に変えた視点や、クライアントと何度も事前に対話しながら合意を積み上げるやり方は、派手ではないけれど仕事の進め方を見直すきっかけになります。また、意思決定の重さを知らずに助言だけしていた若手コンサルタントが、現場に入って初めてその難しさに気づくエピソードは、立場に関係なく刺さる部分が多いと思います。 個人的には、「組織図を作りたがらない人ほど、実は考えていないことを知られたくないだけ」という指摘が痛烈で、日々のモヤモヤの正体を言語化してくれた感じがありました。きれいごとではなく、現場で判断し続ける人間のリアルさを知りたい人に向いている一冊です。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの60%が集中しています。
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