
ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法 (文庫ぎんが堂)
ちきりん
この本について
仕事のこと、家のこと、趣味のこと。どれも大事なはずなのに、同時に抱えようとするとどこかで息切れして、「自分は何を優先したいんだっけ?」と立ち止まる瞬間ってありますよね。僕もよくあります。周りに合わせて生きているつもりはないのに、気づけば“観客席”に座っている感覚になる、あの不思議な疲れです。 ちきりんさんの『ゆるく考えよう』は、そのモヤモヤを一度ゆるめてくれる本でした。「人生は舞台で、自分で脚本を選ぶ」とか、「不満が出る前提で選ぶ」という視点は、現実的なのにすっと胸に入ってくるんです。たとえば、何かを選ぶときに“絶対に後悔しない選択”なんて存在しない、だから「不満が出ても納得できるか」で考える。あるいは、「仕事・家庭・趣味の3つから最大2つしか本気で抱えられない」と気づくと、変に全部を完璧にしようとしなくてよくなる。そういう小さな視点のズレが、日常の負荷をだいぶ減らしてくれました。 もうひとつ、この本が優しいのは、“頑張る=正しい”という前提を外してくれるところです。働く時間をむやみに増やさないとか、少数派であることにいちいち理由を求めなくていいとか、どれも「こうしなさい」ではなく、「こう見てもいいよ」という提案に近い。だから読んでいて変な圧がありません。 自分の選択にいまだに迷う人、周りの正解がしっくりこない人には、静かに効いてくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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