
職業、ブックライター。 毎月1冊10万字書く私の方法
上阪徹
講談社 / 2013-11-11
この本について
書く仕事に興味はあるけれど、「自分の文章って薄い気がする」「どこから手をつければいいのかいつも迷う」。そんなモヤモヤを抱えたまま、PCの前で固まってしまうことが、僕にもよくあります。結局、情報を集めても整理しきれず、読者に届く形にまで落とし込めないんですよね。 この本を読んで感じたのは、上阪さんが語る「聞く力」「情報を整理する力」「読者を想像し続ける姿勢」が、書く以前の土台としてめちゃくちゃ効くということでした。文章が上手かどうかではなく、著者や編集者が何を求めているのか、読者は何に困っているのかを徹底的に想像する。そのシンプルさが逆に難しいけれど、ここが整うと文章の迷子になる時間が一気に減ります。さらに、売れそうな本ではなく「読者の役に立つ本」をつくるという考え方が、書くうえでの肩の力を抜いてくれるんです。 もうひとつ刺さったのは、独自性の正体として語られる「その著者である必然性」という視点でした。何かを作るとき、つい“差別化”を無理にこねようとしてしまうけれど、上阪さんはもっと地に足のついた視点を提示してくれます。現場に足を運び、世の中の相場観をつかんだうえで、自分が扱うテーマの必然性をじっくり見つけていく。これは書く仕事以外にも効く姿勢だと思いました。 書くことに限界を感じている人、情報を集めても形にできず悩む人にとって、かなり現実的に使える一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
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